カマグラに偽物があるのか?
バイアグラに比べれば数は圧倒的に少ないでしょう。しかしカマグラの偽物がないことを証明するのは困難です。はっきりと「ない(存在しない、起きない)」ことを証明するためには、世界中に輸出されているカマグラを調べ尽くさなければならず、それは不可能に近いのです。
でも、この記事を読めば安心。この記事でわかることは、以下の3つ。
- カマグラの偽物に注意
- カマグラの偽造品が少ない理由
- カマグラの本物・偽物の見分け方
過去に私がカマグラを個人輸入した経験と一般的な解釈で、カマグラの偽物について解説します。
もくじ
カマグラの偽物に注意
カマグラはバイアグラに比べ、偽物が存在する可能性が非常に低い商品です。
バイアグラは高く売れるから偽造品がうまれる
まず、バイアグラの偽造品が生まれる背景を知っておきましょう。先発薬のバイアグラは、世界で最初に発売されたED治療薬としてとても人気があります。バイアグラは知名度や価格が高いので、安いコストで偽造品を作って売れば、大きく儲けられるのです。

しかし、カマグラは、バイアグラに比べたら、知名度は圧倒的に劣ります。そもそも、価格も非常に低価格です。(同じ成分で同じ効果の薬が、なぜ低価格で提供できてしまうのかは、ジェネリック薬について解説する別の記事で詳しく紹介します)
正規品が高いバイアグラは、偽造品をうまく作れば、同じように高く売れます。逆に、正規品がそもそも安いカマグラは、偽造品をうまく作っても安く売れるだけです。

これを例えるなら、ブランド物の偽造品です。ブランド物のコピー品を作れば売れるけれど、100円ショップのコピー品を作ってもあまり売れないでしょうし、売れても儲けが少なければやる意味がありませんよね。
カマグラ自体そもそもコピー品が少ない背景は、カマグラの正規品自体が安いので、偽造品を作る業者が関心を持たないからです。
とはいえ、こんなカマグラに出会ったら気をつけて!
カマグラに限らず、薬の偽造品は成分に効果がないものが使用されているだけではありません。
服用することで予想外の副作用が出る可能性だってあります。とても危険な存在ですが、本物とは様々な違いがあるのも事実です。わかりやすい項目のひとつが価格です。
本物のカマグラが一錠で500円ほど、まとめ買いでも200円前後になるのに対し、偽造品は一錠あたり数十円と破格の安値で売られています。
しかし、正規の医薬品なら、仕入れ価格が反映された相場があります。販売するお店によって、大幅に安価になることはまずありません。
安いからという理由だけの商品に手を出してしまうと、結果的に偽造品を掴んでしまうことになり、無駄なお金を支払ってしまうことになるのです。
どこの誰が販売しているかもわからない怪しいお店ではなく、法律に則り、会社概要や特定商取引法の表記がなされている正規取扱店で購入するようにすれば、正規品以外を掴まされる可能性は低くなります。
カマグラの本物・偽物の見分け方
カマグラの偽物は錠剤の形や販売店・輸入先からある程度は判別できます。
カマグラをはじめとした偽物の医薬品は、主に中国や近隣の国(中国の業者に委託されたパキスタンなど)で製造されています。

カマグラは日本では未承認の医薬品なので、外装から正規品なのかどうかを見分けるのは困難です。しかし、よく見てみるといくつかの特徴があることが分かります。

本物は錠剤の表面に「KGR100」の刻印があります。写真はカマグラ100mgの錠剤です。カマグラ50mgの錠剤なら、刻印は「KGR50」に変わります。
カマグラの錠剤の色は緑色です。錠剤をふたつに割ってみると、粉末状の成分が固形化されているのがわかります。

偽物のカマグラはこれらの特徴を満たしていないことがあります。この時点でも、正規品かどうかを見分けることが可能です。
カマグラゴールドの外箱のホログラムシールを動画でチェック
当サイトを見ていただいている方から、外箱のホログラムシールを気にする質問があったので、gif作ってみました!

こんな感じで光に当てると、角度によって、製造元の社名である「ajanta」の文字が浮かび上がります。
過去に私が購入したカマグラゴールドのなかには、ホログラムシールに不審さを感じるものはありませんでした。もし、シールがホログラムではなく、チープな印刷だったりしたら、偽物を疑ったほうがいいかもしれません。
カマグラの錠剤やホログラムシールを見る方法の他に、通販サイトの情報からも判別できます。
偽物のカマグラを売る詐欺サイトの特徴
- 通販サイトに法律に則った表記(プライバシーポリシー・利用規約・特商法表記)が書かれていない。
- 日本語の表記がところどころおかしい、違和感がある。
- メールや問い合わせフォームから連絡しても対応が遅い、または無い。
- 商品ラインナップに男性向け強壮剤や女性向け媚薬などが多数ある。
- 商品の出荷国が表示されていない(中国やタイは要注意)。
特に避けたい通販サイトは、中国系の通販サイトです。
商品ラインナップに、中国製を思わせるネーミングの強壮剤や媚薬があれば、中国資本の業者が運営する通販サイトの可能性が高まります。また、タイは中国製の偽薬の輸出ルートとしてよく使われています。
